夏休みになったので早く帰省するように、鈴ちゃんの動画や写真を送りつけています。でも子供は子供で忙しいみたいです。許可が出たら急いで迎えに行くのです。
孫たちは魚釣りが大好きです。早く宇和に帰って、子犬と遊んで魚釣りに行く計画なのです。
孫たちのいまの心配は、私が魚を全部釣ってしまうことなのです。
私も釣りながらときどき、「資源の枯渇があるんじゃなかろうか」と心配になるのです。
血はつながっているようです。
| 赤い林檎の頬をして |
| 眠っている 奈々子。 |
| お前のお母さんの頬の赤さは |
| そっくり |
| 奈々子の頬にいってしまって |
| ひところのお母さんの |
| つややかな頬は少し青ざめた |
| お父さんにも ちょっと |
| 酸っぱい思いがふえた。 |
| 唐突だが |
| 奈々子 |
| お父さんは お前に |
| 多くを期待しないだろう。 |
| ひとが |
| ほかからの期待に応えようとして |
| どんなに |
| 自分を駄目にしてしまうか |
| お父さんは はっきり |
| 知ってしまったから。 |
| お父さんが |
| お前にあげたいものは |
| 健康と |
| 自分を愛する心だ。 |
| ひとが |
| ひとでなくなるのは |
| 自分を愛することをやめるときだ。 |
| 自分を愛することをやめるとき |
| ひとは |
| 他人を愛することをやめ |
| 世界を見失ってしまう。 |
| 自分があるとき |
| 他人があり |
| 世界がある。 |
| お父さんにも |
| お母さんにも |
| 酸っぱい苦労がふえた。 |
| 苦労は |
| 今は |
| お前にあげられない。 |
| お前にあげたいものは |
| 香りのよい健康と |
| かちとるにむずかしく |
| はぐくむにむずかしい |
| 自分を愛する心だ。 |