まだ曇ってますが、雨はあがって鈴ちゃんも庭でお散歩ができます。
私が歩くとまわりを転げまわって付いてきます。
立ち止まって好きにさせます。少しして軽く呼んでやるとあわてて戻ってきます。ここで大げさに褒めてやります。食い物で喜ばせてやるといいのですが、これまで常時満腹で育ってきたので、未だ食い物に対する執着がないのです。
でもわが家の食糧事情に慣れてきたら、食い物に関して必死になるでしょうから、その頃から躾などしてみることにします。いまは一緒に遊ぶだけです。
すでにMOMOちゃん、Qちゃんがいますので猟に関してはOJTで教えることができます。On-the-Job Trainingであります。
もっとも最近ではお仕事の上で、OJTは意味がなく、かえって手抜きの方法やら、ルール無視の手法などを覚えるばかりで役に立たないという意見も多いのです。私も若いころ、機械商社に勤務して最初に覚えたのは、下取りした機械を自分で買い取って必死で磨いて塗装して、必要としている会社に「現金」で売り飛ばすことでした。もう時効ですけどね。
鈴ちゃんも、タヌキやらウサギさんを追いかけて時間を消費することになっても困ります。
MOMOちゃん、Qちゃんはもうベテラン犬になっています。たぶん猟場では置き去りにされるでしょうから、せめて私の足元にいてくれるように躾ける必要があります。サトちゃん選手の愛犬、ナナちゃん(鈴ちゃんと母犬が同じ)はいつも我が家の2頭と一緒にいますが、獲物を発見したら付いていけないのです。猟場での獲物追跡(吠えながら)ができる犬は少ないのです。
私は鈴ちゃんに多くを期待していません。理想は足元犬です。これは猟ではたいへんに有効です。近場で獲物に会う確率が高くなりますので、とうちゃんが撃つことができるのです。
期待をしていないと書くことは決して大切に思わないということではありません。大切に思うゆえのことなのです。
期待をするということがいかに相手に対して無理を強いることか、プレッシャーを与えることかを知るべきです。
「奈々子に」という詩があります。
「唐突だが 奈々子 お父さんは お前に 多くを期待しないだろう」という衝撃的フレーズが印象的です。
赤い林檎の頬をして |
眠っている 奈々子。 |
お前のお母さんの頬の赤さは |
そっくり |
奈々子の頬にいってしまって |
ひところのお母さんの |
つややかな頬は少し青ざめた |
お父さんにも ちょっと |
酸っぱい思いがふえた。 |
唐突だが |
奈々子 |
お父さんは お前に |
多くを期待しないだろう。 |
ひとが |
ほかからの期待に応えようとして |
どんなに |
自分を駄目にしてしまうか |
お父さんは はっきり |
知ってしまったから。 |
お父さんが |
お前にあげたいものは |
健康と |
自分を愛する心だ。 |
ひとが |
ひとでなくなるのは |
自分を愛することをやめるときだ。 |
自分を愛することをやめるとき |
ひとは |
他人を愛することをやめ |
世界を見失ってしまう。 |
自分があるとき |
他人があり |
世界がある。 |
お父さんにも |
お母さんにも |
酸っぱい苦労がふえた。 |
苦労は |
今は |
お前にあげられない。 |
お前にあげたいものは |
香りのよい健康と |
かちとるにむずかしく |
はぐくむにむずかしい |
自分を愛する心だ。 |
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