交換前 |
交換後 |
交換前は接着部分が古ぼけて、いかにも古い船という印象でした。
今回はブラックの半透明(スモーク)のアクリルに交換しました。外から見ると黒っぽく見えますが、内側からだと普通に見えます。
参考までに作業工程です。
ビスを外して、古いシリコン接着剤を取り除きます。
これがいちばんたいへんな作業です。
スクレーパーやらカッターで取り除きます。
取れました。
いっぱいゴミが出ます。小型掃除機の準備があるといいです。
キャビン内はゴミ袋を貼り付けておきます。
こうすると内部の清掃にかかる時間は不要です。
アクリルを仮止めします。
内側にマスキングテープを貼ります。
アクリル保護紙を窓に添って切ります。
この状態にします。こうしておかないと内側にはみ出したシリコンが取れません。
*ところで、この保護紙に貼られているのは両面テープです。私が発注した業者はこうしてアクリル窓を数枚ずつ固定して発送します。当然、開封時に保護紙は破れてしまいます。まったく作業者のことを考慮に入れない業者です。
外側部分にもマスキングテープを張ります。
そしてシリコンをコーキングガンで塗ります。コーキング剤先端を大きく斜めにカットして、できる限り広く出るようにしました。
シリコンはブラックを使用しましたが、こうしたスモークを使う場合は透明のほうがいいように思いました。
シリコンを塗り終えて、ビス止めしたところです。
マスキングテープにシリコンが漏れだしています。いいことです。しっかり充填されている証しです。
天気がいい日はすぐに固まるので早めにテープを外します。
そして完成です。全部で6枚もありますが、午前中だけで作業は終了しました。慣れてくると簡単です。
使用したシリコンシーラントは「セメダイン 8051N」です。地元ホームセンターで販売していました。いろいろな種類のシリコン剤を販売していますが、大半は「アクリル不可」ですので注意が必要です。これを選択した理由は、「プライマー不要」だからです。古いアクリル窓はどう見てもプライマー部分が劣化していました。
片舷で1本すべてを使いきれません。28~30フィートクラスなら2本もあれば十分です。
アクリル加工に今回は二週間もかかってしまいました。もっと早い業者を捜すべきでした。アクリル6枚分の価格は48.000円でした。厚さは5mmです。
地元業者さんでも加工してくれるところがあるそうです。次に予定しているハッチ部分のアクリル交換は地元業者さんに依頼しようと思っています。
明日は雨です。さっそく雨漏りがないかテストを受けることになります。漏れたら笑いものです。
船名ステッカーにしろ、アクリル窓交換にしろ、ヨットになってからはすべて自分で工事をしています。これには理由があります。
ボートの場合はすべてマリーナ任せでしたが、ヨットは自分で手を入れていないといざという時に何もできないからです。スピードが遅いので逃げ帰ることができません。自分で対処するしかないのです。・・・というのはイイワケで、ヨットは基本的に艇のことは自分でやることになっているのです。こんな作業を外注にでもしたらレース後のパーティで何を言われるかわからない怖れがあります。連中は辛辣です。
次はエンジンのオイル交換、インペラー交換、ドジャー設置、ソーラーパネル設置、DC-AC電源装置設置などの作業が控えています。すべて自分でやる予定です。無鉄砲です。でも全部やったことがある作業です。(今回の計画にはありませんが、レーダー設置までやったことがあります)
これでは沖に出てセーリングする暇がありません。
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