ヨットのスイッチを切り忘れて、Aバッテリーを放電させてしまいました。ソーラーパネルを接続しているので、そのうちに充電するだろうと思っていましたが5Wソーラーパネルでは軟弱で無理です。
金曜日、Bバッテリーで始動して久々の充電走行です。
三瓶湾出口まで走ったのですが、まったく充電しません。
しかたがないので湾内周航をします。「皆江」から「蔵貫」に向かいます。
三瓶湾は奥深いのでたくさんの集落があります。
三瓶の中心部です。ホテルがあります。
三瓶ヨットクラブのヨットが数隻係留されています。
この場所はかつて、三瓶のメインの港でした。階段状に、「雁木」(がんぎ)がありました。潮の満ち干きに合わせて荷物を積み下ろすためです。(雁木さんという姓の方がいらしてますよね)
その名残で、いまでも水面下が階段上になっています。アンカーロープがこれに触れて何度も切れるのです。ここに停泊していた時は泣かされました。
この付近の地名は、「朝立」です。
その先にあると言われている、「穴ノ口」は見つけられませんでした。
マリーナに帰港してスタッフに相談です。「穴ノ口」の場所のことではありません。バッテリーの件です。充電できなかった理由が判明です。
バッテリーから発電機までいちど電流が流れる必要があるのだそうです。それに反応して発電を開始します。それから充電です。あまりに放電し過ぎたのでこのサイクルが確立しなかったのです。
マリーナで一晩充電をしてもらって、土曜日の今日は試運転です。
バッテリーは復活です。こうなると充電運転は不要です。
いい風が吹いているのでセーリングをしようと思い立ちました。セールカバーを外して、シングルアップ(もやいロープを最後の1本にすること)したところにS氏登場です。いいタイミングです。
そのまま強引に乗せて出港です。
「こんなに吹いてるのにセーリングなんかやめよう」
嫌がるS氏に無理やりメインセールを上げてもらいました。1ポイントリーフです。ジブセールはリカットしているので小さくなっています。強風仕様になったのです。S氏も納得です。
湾内をタック、タックで風上に登って行きます。そのたびにS氏はヒーヒー言ってジブシートを引きます。ご苦労さまです。5万回くらいタックを繰り返して(本当は5回)、やっと湾を出たら沖は大波です。
「やーめた」
すぐに引き返す軟弱者ふたりなのでした。
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