2014年2月3日月曜日

やっぱりイラスト

このところ「くくり罠」がよく売れるのはうれしいのですが、使い方の説明を求められる機会が多いのです。

理由は罠初心者の方が購入いただく場合が多いせいです。


詳しい説明書(7ページ)を添付しているのですが、そもそもくくり罠を仕掛けた経験のない方に説明するのは実に困難です。(例外は北海道の新人さんです。我が社の罠で実技講習・試験をしていただいています。かの地は凍結して穴が掘れないせいです)

その方の作品


本来、くくり罠などは地元の先輩猟師のもとで修行をして、その技を盗み取るべきと思うのですが、そんな伝統もなくなっています。

そもそも罠を1基だけ買って獲物が獲れるなんてことはまずありません。狩猟法で30基まで許可されているのは、それほどの数が必要なのです。罠は確率の問題なのです。

年間150頭ほど獲る私の叔父などは3名で組んで90基弱程度も仕掛けているのです。私の試作品は私の名札で別勘定です。


プラモデル感覚でお買い上げいただいて、「組み立て方法が分からない」だの、「弾いているのに獲物がいない」とお電話があります。よく話しを聞くと設置方法が間違っています。ワイヤーを単に踏み板の上に置いているだけだったりします。


ついに音をあげて、プロのイラストレーターさんにお願いをしたのです。明日は来社いただきます。

イラストレーターさんは罠の知識がありませんので、現物を見てもらって、動作させて理解してもらうのです。

これが実に難儀な作業であることは、実用新案取得のため弁理士先生に説明をするときにヒシヒシと思い知りました。


うまく誰でも理解できるような説明書ができるといいなあ。




それが終わったら新年会(今頃新年会とは中華風)です。二番町で飲み倒すのです。二番町のありとあらゆるところに仕掛けられている罠にすべて陥るのです。


まあいいじゃないですか。経費で呑むのは景気刺激策の一環です。国策です。





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