購入いただいたお客さんから問い合わせがあった。
「受信改造ってなに?」
アイコムのような上場企業はコンプライアンス意識が徹底しているので、自主的に聞こえてはいけない周波数をブロックしている。
下はアイコム製IC-R6の改造前の受信周波数範囲
0.100 ~ 252.895MHz 255.100 ~ 261.895MHz 266.100 ~ 270.895MHz 275.100 ~ 379.895MHz 382.100 ~ 411.895MHz 415.100 ~ 809.895MHz 834.100 ~ 859.895MHz 889.100 ~ 914.895MHz 960.100 ~ 1309.995MHz |
細かく抜けている。
最初の252.895MHz~255.100MHz間と379.895MHz~382.100MHz間は、家庭用コードレス電話で使われている。
その他は各種業務用の周波数だったりするみたいだが、高い周波数なのでどちらにしても受信はできないと思う。
これをフルに受信できるようにするのが「受信改造」だ。
改造方法は難解だ。回路の小さな小さなパーツを半田ごてで取り外す必要がある。私などパーツそのものが見えないから作業できない。若い女性社員さんにまかせている。
受信機なんてデジタル化されて聴く周波数などない、とおっしゃる方が多い。多少の知識をお持ちの方だ。
でも、たとえば航空無線は未だAMだから受信できる。これは当分の間、変更されない。緊急通信は誰かが通信している場合でも送信される。AMなら受信可能。(かもしれない)FMなら弱い電波は確実にカットされる。
デジタル化された消防無線だが、400MHz付近の署活系チャンネル(アナログ)はいま増えつつある。でっかくて飛びの悪いデジタル機が現場で使いにくいのが原因らしい。
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