2017年12月11日月曜日

ネット販売と実店鋪販売

我が社はネット販売専業なのだ。近くに住んでいる、などの理由で会社まで来て商品を受け取りたいという希望の方があるが基本的にお断りしている。事務所は個人情報であふれかえっているし、対応する時間もない。

なにせネット販売の価格は安いので、直接購入したいとおっしゃる方は多い。


ところが、断れない場合がある。友人、知人の紹介などで、ぜひにと言われると、むげに断れない。

先日も、ドッグナビを購入したいとおっしゃるハンターが猟仲間の紹介でおいでいただいた。忙しい月曜日だったが、仲間の紹介ならしかたがない。

商品の取扱説明をして、犬の名前を登録するところまで約1時間。ところが音声が連続出力できないことが判明してお悩みになること1時間。堪忍してよぉ。当社側から販売をお断りした。2時間あったら、数十件の出荷作業ができまっせ。

ワナ用発信機を購入にいらした、お隣町の猟友会会員さんは実機のテストをしたいとおっしゃった。どこまで受信できるか試してみたいとのこと。お好きにどうぞ、と受信機をお渡しして車で移動していただいた。飛距離は問題ないが、連続発信テストをしたいとおっしゃる。あのぉ、3日ほど連続発信するんですがぁ。・・・お引き取りいただいた。

先日来から、お名前をおっしゃらない方からドッグナビの見積り依頼がある。見積書を作成した。

今日は台数の変更があるので、さらに見積書を作成しろとおっしゃる。宛先は「上様」

江戸時代か。

あげく、「あんたの会社のネットショップで販売している価格より高いのはなぜだ!」とお電話があった。

ネットショップ価格が安いのは、こんな手間ひまが省けるからだがね。何度も何度も見積書作らせて、その人件費・経費をどうしてくれるの。さっさとネットショップで注文して決済すれば商品はすぐに発送するよ、と返答した。注文はまだない。たぶんもうない。



こんなことがあまりに続くのでついに我が社は、来年から店頭販売を完全廃止する。お隣町であろうと、親戚の知り合いであろうとお断りする。ネットショップ価格を店頭で維持するのは無理だ。




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