2012年6月4日月曜日

バウ・スラスター設置工事着工

バウ・スラスター設置工事が始まりました。


船首部分に穴を開けます。斜面に丸い穴を開けるのですから難しいです。

いちばん船首部分に取付可能でした。この位置ならプレーニング走行時は海面より上です。しかも船首なのでスラスト効果はいちばん見込めます。いいねえ。

私はてっきりホールソーで開けると思い込んでいましたが、プロ集団はジグソーで簡単に開けてしまいました。さすがです。

正確に楕円を罫書いて、その線をジグソーでトレースします。グラインダーで修正して穴開け完了です。匠の技ですな。


世間では、「当社のみの専用工具で正確な穴開け」とか宣伝している業者もあるようですが、そもそもFRPトンネルの直線すら出ていないわけですからこれで充分です。



ここにドスンとFRP製トンネルをぶち込みます。ピタリと合うところが素晴らしいです。

このトンネル上部にスラスター用モーターを取り付けて、内部にプロペラを付ければ完成です。

口で言うのは簡単ですが、このプロペラを回すモーターは2,5Kw/12V・DCというトンデモ出力なのです。200Aもの電流が流れます。バッテリーがショートしているようなものです。大口径の電線が必要です。長さに比例して大きな配線が必要です。

これが24V艇だったら配線径は半分でいいことになります。家庭用電源が100Vであったり、工場は200Vを使うのはこんな理由です。もちろん100Vや200Vは交流(AC)です。小型ボートでは使えません。もし漏電したらエライことになってしまいます。

結局、バッテリーを1個増設して、モーターの近くに置くことにしました。充電ラインをエンジンから引きます。でも2サイクル船外機の発電能力は微々たるものです。念のためにホンダ製小型発電機を積み込むことにしました。





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3 件のコメント:

ケース家 さんのコメント...

海は深いね~お金では埋まらないよ(^_^)

M.Shirashiki さんのコメント...

たかだか船首を振るためためだけにこれです。

難儀なお話しです。

ビジネスマナーの電話 さんのコメント...

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

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