そーだ、従兄弟たちが発動機大会に参加すると言ってなあ。暇なので行ってみた。
大会はほぼ終了していた。たくさんの発動機があったが、いちばん目を引いたのが大型の焼玉エンジンだ。
もうエンジンは停止していたが、従兄弟がオーナーに無理を言って始動してもらった。
なにせ焼玉を焼くだけで30分かかる。申し訳ないなあ。
実際に昭和初期まで船で使っていたものだ。ギアがないので、回転方向を変えるには、スローにして、燃料を入れるタイミングで逆転させる。こうして着岸させていたので機関士の技術が要求されていた。逆転できなくて、行き足のまま岸壁に激突したこともあったそうだ。
従兄弟は整備士なのでオイルポンプの構造や、オーバーレブしないための原始的ガバナーなどの仕組みを教えてくれるが、チンプンカンプンだった。
上記動画終わりころの上下するカムがオイルポンプを駆動している。上下運動なのでどちらに回転しても同じ動作をする。ガバナーは回転が上がって強くバルブを叩くと大きく跳ね上げられた遮断弁が燃料をカットする。
2サイクル、セミディーゼル方式らしい。燃料は噴射せず、ジイさんのションベン程度に垂れ流しているそうだ。じゃあ、時々は漏れるかもしれないぞ。
このエンジンのオーナーは三瓶の方だった。私のヨットの向かい側に漁船を置いていらっしゃる。気候がよくなったら一緒にセーリングをするお約束をした。発動機が趣味なのにエンジン無しで帆走したいそうだ。
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