我が街は高原にある。特産品は葡萄。
関西圏から来客なので手土産用に準備した。時期が早いので小粒のものしかないが食べると美味い。
この葡萄販売農園で長女が高校生時分に初めてバイトをさせてもらった。恐ろしく数字が苦手な長女はお釣りの計算ができず、電卓を急遽準備してバイトをしたものだ。
数字が苦手なのは私の遺伝で、私はいまでも自社の経理が理解できていない。まあ赤字にならねばいいだろうといった程度しか分からない。
長女はいま某大規模施設で経理をしているが、先日も一日で100万円の誤差を計上したそうだ。
「100万円くらいは誤差ですよ」
そう言って切り抜けたそうだ。このあたりは私の血筋だな。
来客は巨大なキャンピングカーで登場した。なんとか我が家の庭に入った。
密談を延々とやった。
儲け話しのときに声が小さくなるのは本能なのかなあ。
「おぬしもワルよのう」などと言い合って密談終了。
キャンピングカーの中で待っていた奥方は超絶美人だった。だから降ろさなかったんだな。
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