コストダウンのため自社製品の基板回路を設計変更して、パーツを入手し易いものに変えたのに、次回ロット製造のため準備をしたら円安で、とんでもなく値上がりしていることが判明した。
まあ、元のままだったら倍くらいになっていそうだから値上がり率低減に寄与しているかもしれないが、電子部品を輸入して国内生産をしている身には嫌な時代が押し寄せている。
基板の設計を変更したら製造に係るデータをすべてイニシャライズする必要がある。ラインに流すデータをすべて新しくする。ハンダを付けるマスクなども新規に作る。これらをイニシャルコストと呼ぶ。
国内製造の場合、これが必要だが、かの国で新規基板を製造するとこれらのコストは製造者側で負担してくれる。もちろん若干のコストUPにはなるが、国内でのイニシャルコストと比べると雲泥の差が出る。でもこれをやると「made in Japan」ではなくなる
今回の発注は初期イニシャルコストを負担したあげくの量産化なので、これから儲ける時期だぞと思うのだが、さてうまくいくのだろうか。
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