我が家から数百メートル離れた田んぼにイノシシが入り込むようになりました。稲がミステリーサークルみたいに倒されています。このままだと稲が実るころには全滅です。
「なんとかしてくれ」
農家からの依頼です。
十数年前、この周辺はイノシシの巣でした。我が家の庭にもイノシシが出てくる状態だったのです。(我が家に犬がいない頃です)
我が家に犬が来て、近所のプロ猟師さんも付近を連日パトロールするようになって、私は時々、プロ猟師さんはしばしばイノシシを捕獲して、この周辺のイノシシは壊滅していたのでした。
農家の方は簡単にイノシシを退治しろとおっしゃいますが、当時とはすっかり事情が変わったのです。
コウノトリが飛来するという理由で、周辺一円が銃猟禁止区域になってしまいました。
一部農家の方が申請したらしいです。コウノトリはおねいちゃんでも連れて来てくれると思ったのでしょうか。
銃猟禁止申請は、コウノトリを間違えて撃つバカがいると思ったようです。(どうもそのバカは私のことのようです) 保護区の申請にしなかったのは、罠で獲ればいいと思っていたようです。
お得意の罠を仕掛ければいいじゃないかという意見もあります。でもね、罠にかかったイノシシの処分に銃は必要なのです。結局、このエリアに罠を仕掛ける人は誰もいなくなったのです。
ここだけでなく、この銃猟禁止エリアは他にも多数のイノシシ被害が出ています。一部の田んぼは耐えかねてソーラー発電所になるそうです。(そのほうが儲かるからいいですよね)
おまけにこの周辺の山はある大地主の所有です。この痔主・・・じゃなかった地主は、
「オイラの山にイノシシ罠を仕掛けるのは禁止。猟師は林道だって通るな」
といつも言ってるアホなのです。市役所林業課にまで言ってます。イノシシの保護区を作ってるようなものです。
「林道通行禁止ならテメエの林道入り口にゲートを付けとけ」
一部ハンターに言い返されたのです。補助金で作っている林道です。通行禁止なんてできるわけないのです。全部自費で作ればいいのにケチなのでしょうか。
かといって、ご近所農家さんに被害を出させるわけにもいきません。どうしたものか作戦を検討中です。
1 件のコメント:
有害駆除の決まりは、市長・町長の許可でいかようにも変えられます。
①箱ワナでイノシシを捕獲し、槍や電気ショックで止めさしをする。
②ワナに掛かったイノシシの止めさしに限り銃器の使用を許可する。(因島では鳥獣保護区にイノシシに限りこれに変えました。3月1日~11月14日まで)
③猟期以外の期間に、鳥以外の、有害獣の、銃猟・ワナ猟を認める。
などと、事情に合わせて都合がいいように変えればよいのです。
ただし、自然界のイノシシにも生きる権利があるなどと、のたまう輩、いえ、方々がいらっしゃると、決め事もちょっと面倒になります。
最近「管理」と云う、都合の良い言葉が良く使われるようです。
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