こんなときは事務所の工具類を使って試作品作りに精を出します。
5年前に、余裕を持って建てたプレハブ事務所なのですが、在庫がどんどん増えて、スタッフも増えてもう限界です。来客用の椅子もいまでは小さな丸椅子です。応接セットもありましたが、とっくに荷造り用テーブルに置き換わっています。
そもそも来客対応の時間がないので、入り口に、「誰も入るな!」と書いてあるのがいまの我が社事務所なのです。いくらなんでも、増設か移転を考える時期です。
営業日は出荷に追われて試作品どころではないのです。今日なら誰もいないのでがんばってみました。
試作しようとしているのは、もちろん新型くくり罠です。
この塩ビパイプを二分割したいのです。でも正確にカットするにはどこを切ったらいのか分からないのです。昔から数学、算数は苦手でした。
これがケーキだったら話しは簡単です。1個のケーキをふたりで分けるには、ひとりが先にカットして、もうひとりが自分の分を選べばいいのです。これだったら文句なしです。
結局、紙の上に置いて鉛筆で外周をなぞったのです。その紙を二つ折りして、コンターマシンで線上をカットしました。ああ、しんど。
この後、レーザー加工機を使ったり、円周率の計算をしたりして、試作品を組み立ててみました。案外とうまく動作します。こうして試作品を作ります。商品化できそうと思ったら、これを見本に図面を作って(もらって)、専門工場に外注するのです。NC加工機やレーザー加工機で作るので、どの製品も寸分違わぬ製品ができあがります。
いま世間で販売されているくくり罠の大半はハンドメイド・・・と言えば聞こえはいいのですが、おっちゃんの手作りです。それではイクナイと私は思っているのです。確実な再現性が必要なのです。
例によってプロ猟師の叔父宅に持ち込んで実戦投入です。いつもなら一目見て動作方法を理解する叔父ですが、今回は、「なんじゃこりゃあ?」と言います。仮組みして、動作原理を説明します。「なーるほど」と納得してくれました。
いいですねえ、プロをうならせるのは。問題はうまく獲れるかどうかです。
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1 件のコメント:
こんなのがあるんですねえ。知りませんでした。今回のは動作原理がもう少しひねってあります。完成したらお見せします。
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