耳も聞こえにくくなっているし、歯も抜けているので、山には連れていかないよう獣医さんから言われている。
専用一戸建ての犬小屋で毎日、のんびりと昼寝の毎日だ。犬はいいなあ。

ご近所の柴犬がリードを外して我が家にやってきた。
「帰れ」というのに、寝ているQちゃんの後ろから飛びかかって噛み付いた。
ペットとして飼われている犬は、自分がいちばんエラいと思っている。犬間の序列が分かっていないので、こうしていきなり噛み付くことが多い。
Qちゃん、起き上がって振りほどくと、逆襲して首筋に噛みつき返した。驚いて逃げようとする柴犬の尻尾に噛み付いて逃さない。
ペットと猟犬では、喧嘩の経験がまるで違う。歳取ったといっても、これまでイノシシと死闘を繰り広げてきたQちゃんだ。「雑巾みたい」と言われるほど怪我を縫ってきた。まだまだペットごときには負けない。
悲鳴を聞きつけて、ご近所の奥さんがやってきたので、私が助けてやった。柴犬は鼻を噛まれて鼻血出しながら帰っていった。
でもこれは幸いだったほうで、現役猟犬である、momoちゃんと鈴ちゃんが相手だったら殺させている。現に、先の日曜日、戻ってこない2頭を待っていたら、口のまわりを血だらけにして戻ってきた。
危ないから、もう来るんじゃないよ。


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