その前に駐車場に置きっぱなしの新型箱わなを現場に設置することにしました。
小さくて軽いので犬小屋の上にひとりで積めます。
この林道をイノシシが掘っています。ここに置くことにします。設置する間、犬たちをここで放して排泄させることにしました。
犬小屋から出したとたん道路に添って吹っ飛んでいきます。掘った痕が新しいのです。ふたつ先の尾根を登って吠え始めました。極山と呼ばれている町内の難所です。
行かねばなりません。標高差300mです。今日は暑いのです。急斜面です。やっと現場にたどり着きました。岩場の下で吠えています。上から覗きこんだら30mもの断崖絶壁です。その下にイノシシを追い詰めています。先日獲った30Kgサイズです。兄弟かもしれません。
イノシシの、「ブーブービービー」という悲鳴が聞こえます。犬たちが優勢です。でもこのサイズを犬たちが咬み殺すことはできませんので私が行かねばなりません。
崖下に下りる場所を捜します。下ってみましたが、どこも絶壁です。とうとう林道まで下りてしまいました。この尾根全体がひとつの岩だったのです。
もうこの時点で昼は過ぎてしまいました。運動会には行けません。トホホ・・・
反対側の尾根から行くことにしました。こっちも岩場です。地図で確認すると尾根沿いに同じ標高まで行ってトラバースすればなんとかなりそうです。でもずいぶん遠回りです。
やることにしました。渓流で頭を冷やして登攀開始です。1時間以上もかかります。銃が重いのです。汗で衣類が体にくっ付いて動きにくいのです。
やっと同じ標高に来ました。尾根をトラバースして現場に近寄ります.。犬の吠え声とイノシシの悲鳴が聞こえはじめます。
あと50mでまた絶壁です。極山全体が岩場なので登るほど岩場がむき出しになってくるのです。
岩場にけもの道はあるのですが危険です。天使のように羽根があれば飛んで行けますが、私が行こうとしたら落下して天使になってしまいます。(そんないいものにはならない気もしていますけどね)
人間、あきらめが肝心です。もしここで射殺できたにしても搬出は不可能です。車に戻って待つことにしました。
下り始めた頃、犬たちの吠え声が移動を始めました。同じ標高を下流側に行ってます。明浜町方面に行くようです。急いで車までたどり着こうとするのですが、下りのほうが脚にはきついのです。
やっと車に着いて明浜町側に渡る箇所に行ったとたんに犬たちがやってきました。一歩遅かったようです。犬をトラックに積んだのは午後3時を過ぎていました。苦闘5時間です。
犬たちは血だらけでしたが、もちろん相手の血です。怪我は皆無ですが疲れ果てています。私もです。昼飯を食っていないのに食欲すら出ません。牛乳を1パック飲み干しました。
でもいい運動になりました。
あ、箱わなを現場に置いたままでした。明日は犬たちは置いてけぼりで、セットだけしてきます。
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