実用新案のくくり罠をはじめ、周波数をプリインストールした受信機やら、特別仕様の無線機など他社にはない製品を売っています。
そんなオリジナル製品の在庫をゼロにすることは厳禁です。最後の1個だけは必ず置いてあります。作り方を忘れてしまうからです。このところすっかり物忘れがひどくなってしまったのです。
ある電子回路製品が売れたのですが、在庫が1個しかありませんでした。電磁式くくり罠を夜間だけ動作させる回路です。
これを出荷すると作り方が分かりませんので、在庫を補充しなくてはいけません。電子回路製品は作る時は何十個か一度に作ります。準備と集中が必要なので電子部品を調達して一気に作るのです。
ところが、今回の製品、現物がそこにあるのに、どう考えても製造方法が分かりません。思い出せないのです。
パーツが目の前にあるのに品番を検索してもヒットしません。
1年前に30個ほど作った記録はあります。少しずつ売れて最後になったのです。
しかたがないので最初から同じ機能の回路を作るつもりで設計、電子部品調達をすることにしました。
歳をとっても思考回路は同じのようです。やっとこの二日間で同じものを作る準備ができました。我ながら、もの凄くマニアックなパーツで構成していました。そういえばリレーを使えば簡単なんだけどそれではバッテリーが消耗しすぎるのですごく悩んだことを思い出しました。
単4電池2個で二ヶ月間使えます。昼間、猟犬が罠にかかることのないためのパーツなのです。一部の方々からは必須の製品と言われて喜ばれています。ありがたいことです。
でも、こんな回路を販売して、かつ猟犬を使って猟をしている私が書くのもヘンなのですが、そんな心配は不要なのです。
法律では、
「動物が人の生命、身体もしくは財産に危害を与え、または人に迷惑を及ぼすことがないように努めなければならない」
と決められています。つまり犬は繋いで飼う必要があるのです。猟犬は例外とは書いてありません。「猟犬の飼い主にすごい剣幕で怒られた」とおっしゃる罠猟師さんは多いのですが、すくなくとも私は怒ったりしません。正規に作られたくくり罠は犬がかかっても怪我はしないのです。
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