2013年9月7日土曜日

量産化試作品

新型くくり罠は特許(or実用新案)申請を弁理士先生と打ち合わせ真っ最中です。

それと並行して、量産化する算段も検討が必要です。同じものを確実に作ることが必要です。


もっと大切なのは、これで本当に獲物が獲れるのかの実証試験です。頭で考えていても、実際の現場で獲れなければ意味はありません。

ところが私はくくり罠猟が苦手です。猟犬を使って、獲物と格闘して撃ち倒すのが専門です。獲物が歩いた足跡を追い掛けたり、歩幅を計測したり、何頭いるか足跡を数えたりする技術は持ちあわせていません。これは私に限らず、猟犬持ちのハンターはみんな同じです。犬に頼る癖が付くのです。人間の目がいかに頼りないか、よーく分かってしまうので獲物の足あとなど見ません。


そんな理由で、いつも新製品製作時には罠猟のセミプロである叔父貴にテストを依頼します。特許が絡みますのでつい身内に頼るのです。年間、150頭ほどもイノシシを獲ります。右足をくくるか、左足をくくるかまで計算ができるのです。(最近は鼻をくくることに情熱を燃やしているようです)


今日は数セットの試作品を組み上げました。明日、雨が降ったら叔父貴宅に出向いてプレゼンテーションです。何名か仲間も呼んでくれることになりました。試作機を使ってもらうのです。


オリンピック招致活動みたいですが、猟具はプロ猟師たちに認めてもらわない限り先はないのです。



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