この時間は、看護婦さんたちの来訪がいちばん多いのです。点滴を交換したり、検診したり、部屋の清掃もしてくれます。
そんなわけで付き添いは、いても、いなくてもいい時間帯なのです。
新築病院休憩室の、日当たりのいい窓辺で読書です。病院は読書に最適の場所です。静かです。
隣の席でタバコを吸ったりするバカがいません。競輪の予想で大騒ぎするアンポンタンもいません。
わが町には競輪の場外車券売り場があるので環境が悪いのです。喫茶店、食堂、ラーメン屋、レストラン等にギャンブラー達がたむろしています。私、パチンコも含めてギャンブルする連中が大嫌いです。楽して儲けようとしている、薄汚い根性の連中の顔を見るのが嫌なのです。大声でレースの予想をする軽薄な連中が大嫌いです。こいつら絶対に負けます。やかましい敗者が嫌いなのです。黙して車券を買えよ。
ワタクシ、ケイリンが嫌いなわけではありません。若い頃、(大学生・20歳のとき)西宮競輪場で、4レース連続的中して、その金で運転免許を取得したのです。その頃はまず小さく賭けて、勝てば全額次に賭ける方法を取っていました。これを4レース続ければたいしたことになるのです。
連日、ホテル住まいで教習所に通いました。豪華にやりましたぜ。毎晩、ソープランドです。その結果、チビて短くなったのです。
ギャンブルは勝ち逃げできるヤツがエライのです。ズルズルやるのはアホです。
「短期決戦 一点撃破」
どんな戦いでも、これが個人戦で勝つ真実です。
実はこのあと、某中央競馬の馬主と知り合いになって、(大阪・北新地でバイトしていた・・・)
「俺の馬、明日は絶対に勝つ!」
と教えてもらったのです。予想をみたらまったくの無印です。でもこのイイダさん、嘘つきとも思えなかったので、全財産、(いまとなればかわいいものですが)本命と連複で買ったら、二着になって大穴、大当たりです。
その金で二年ほど、ずーっと遊び呆けて大学も中退してしまったワタクシなのです。(学生運動などもあったけど、そんなことを理由にするのは情けないもんね)
そんな私がいうのです。「ギャンブルはイクナイ!!」
いま読んでいる本は、
「ヨーロッパ退屈日記」 伊丹十三著
です。
ずいぶん昔に買った本です。本棚から持ちだしたのです。
高齢になっていいのは、すっかり本の内容を忘れているので、新鮮な気持ちで自分の本棚の本を読めることです。
「スポーツカーでブレーキランプを点灯させるヤツはバカだ」と教えてもらったのはこの本でした。
つまり減速はエンジンブレーキを使うのです。
うれしがってカーブの手前ではギアを一段落としたものですが、ずっとオートマ車ばかり乗ってましたので、たいした意味はなかったのでした。
いまごろやっと、軽四トラックで実践しております。やっと買ったマニュアル車です。5速だぞ。10年前の中古車だけどね。
スパゲティーの食べ方もこの本で教わりました。
でも基本的にウドンのほうが好きなので、これもあまり実戦に使うことはなかったのです。
伊丹十三氏は我が愛媛県が地元みたいな方です。伊丹十三記念館は松山市にあります。
立派な先輩がいらして誇りに思うのです。
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