2019年7月26日金曜日

寿司屋

独身が長いと、周囲の皆さんが「メシにでも付き合ってあげようか」と声をかけて下さる。支払いは私なので、ステーキだの寿司だのと気軽に誘っていただく。

昨夜は久々のうまーい寿司屋。

ここはいつも満席なのだが、うまい具合にふたり分の席が空いた。

先にカップルがお食事中だった。女性は22歳だそうだ。濃い化粧で、お店に出勤前、オジ様に寿司を奢ってもらっていた。オジ様は白髪の紳士だった。思わず、「スケベ・ジジイめ」と思ったが、私もよく同じことをやるので、世間ではそう思うのだなあ、と反省した。

このおネイちゃん、やたら面白くて、

「ワタシねえ、夜はウナギなんだけど、朝になったらアナゴになるの・・」

などと意味不明、でもなんとなく分かるような話しをする。

「化粧を落としたら、誰だか分からない自信があるの」

こんな自信の持ち方もあるのだ。


寿司屋は、1本分のナスを薄切りにして焼いた。タレをかけて食えと出しやがった。料理の名前は、ボケナスだそうだ。






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