昨年、重量センサーを用いて、穴を掘らない電磁式くくり罠を製作しました。youtubeで公開したらたいそう反響がありました。
やっぱり穴を掘るのは大変なんですねえ。
その電磁式くくり罠を、我が社のネットショップで販売しようと製品化を目指したのですが・・・・試運転の場で、セットすることがたいそう難しいという意見が相次ぎました。私は製作者ですから簡単なのですが、一般のハンターには、006Pという特殊乾電池をセットして、重量センサーを置いて、そのアンプと動作ソレノイドを配線で結ぶことは私が思っている以上に難解だったようです。(たった6本の配線を極性を間違えないよう結線して、アンプのコア2個でセンサー感度と動作重量をセットするだけなんですけど・・・・これは、加わる力に応じて反応が可変する新型センサーを使いたいためのプロジェクトだったので無理がありましたね)
そんなわけで電磁方式はあきらめて、今年春から、メカニカル方式を試行錯誤していたのです。
やっとプロトタイプができました。動画はスプリングだけをセットしてトリガー部分の動作テストを行っているところです。スプリングも必要以上に跳ねないよう中間にワイヤーを入れています。
トリガー部分はNC旋盤やフライスを駆使した力作です。基本的には銃のトリガー機構と同じです。動作重量の可変も可能です。バッテリーもセンサーもありません。完全なメカニカル方式です。セットはスプリングを折ってトリガー部分に引っかけるだけです。複雑怪奇なピン操作やチンチロと呼ばれる機構はありません。誰でもセットできます。安全装置も付いています。
残念なことに重量センサー方式ではゼロだった踏み板の動作距離は2cmだけ必要になりました。2cmなら落ち葉を掻き分ければ設置可能です。電池もセンサーも配線も不要ですから、大きな進歩です。
動画の木製部分を金属で一体化すれば製品化です。既存のスプリングも使用可能とする予定です。穴を掘るのはもう少しお待ち下さい。
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