我が県3番手選手が撃っている最中です。ある選手が我が県選手の行為に抗議をしたのです。どうも発射後、銃身を吹く行為が気にいらないようです。
銃を発射すると銃身にガスが残ります。これを息で吹き払う行為をやる選手がいます。西部劇では撃った後、ピストルの銃口先をフッとやります。あの行為です。射撃銃は長いので装填部から息を吹き込んでガスを吹き出すのです。黒色火薬を使っているわけではありませんのでたいして意味があるとも思えません。
審判が注意をしました。あれれ、こんなルールあったのかなあと観客席で私は見ていたのです。
この選手が撃ち終わって控え席に戻ると審判が追い掛けてきて、「銃身を吹くなと注意をしたのに、その後12回もアナタは吹いた。以後注意をするように!」と血相をかえて言うのです。よく聞くと、監督会議でこの行為をしないように説明をしたというのです。理由は吹くことで音が出てクレーが飛び出してしまう怖れがあるからだそうです。
なるほど・・・そんなルールが正当なのか分かりませんが、監督会議で説明をしているのなら従わねばなりません。この行為を「ふー法行為」とネーミングしました。問題解決はまず定義付けからです。
「ふー禁止運動」を我が県はそれ以後展開することになったのです。海外の方に説明するために、「Anti blow job」と翻訳したのは私です。
「ホラを吹いても銃身吹くな」
「吹かれても吹くな」
と分かりやすいキャッチコピーを制作したのも私です。
次のラウンド、この選手は審判に注意をされないよう必死で吹きたい銃身を吹かずに撃ち終わったのですが、またまた注意です。シューティングベスト背中に書いてある某銃メーカーのロゴマークが大きすぎるそうです。
そういえばそんなルールもありましたねえ。ゼッケンで隠すことで対策をしました。某海外メーカーの銃を使い始めたのでうれしくなって大きなロゴのベストを買ったのに残念でした。
こんなことをしていると周辺県からは、「5番射台で右回りしろ」だの「銃身を振り回すな」だの「顔も態度も悪い」だのと言いたい放題です。「残った弁当を食ってくれ」というお話しもありました。あのねえ・・・
めげない愛媛県選手団はこんな逆境のなかでも頑張ったのです。私は18-19-17-21=合計75点で80位(141名中)でした。これで充分満足です。母は「道楽大会に行った」と言ってますし、家人は未だに「クレーン射撃」と思いこんでいる環境に住んでいるワタクシですから。
参戦記はこれで完です。いろいろありましたが楽しい楽しい大会でした。
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