2011年9月16日金曜日

山口国体・クレー射撃競技 参戦記(2)

 四国ブロック大会で出場が決定して国体本番まで一ヶ月しかありませんでした。書類作成や健康診断書などあわただしく準備です。

強化練習で国体が開催される山口県の熊毛射場まで毎週行くことになってしまいました。その頃になって私の致命的欠陥が露呈です。団体行動が苦手なのです。いつも好き勝手な日常を過ごしています。それが時間を決められて、他の皆と一緒に行動することは苦痛です。食事も一緒です。男性選手たちとメシを食っても美味くありません。

 おまけに「県を代表して行くのだからいい成績を出さないと・・・」などと言われます。もうキレそうになりますが一ヶ月の我慢です。

そもそもクレー射撃競技なんて個人戦もいいところで、予選だってすべて自費で参加しています。強化練習でフェリー代とホテル料金負担したくらいで、いい成績出せなどとよく言えたものです。


開会式

やっと開会式です。自費で購入した愛媛県のユニフォーム(恐ろしくダサい)を着て参加です。

「若い力」という国体歌を歌います。どうみても若い方は少ないのですが・・・

競技開始

翌朝、午前7時30分から競技開始です。私は第1組スタートです。

「開会式のあと1番手で撃つ」と言ったら、「じゃあすぐに帰れていいねえ」と言った連中がいました。高校野球で今年、我が県代表が開幕ゲームで負けて、日帰りした事を記憶しているようです。

18点でした。トップクラスの選手はこんな得点だったら悲嘆にくれるのですが私くらいになると、周囲も自分も、「よく当たったなあ」と喜ぶのです。ハラハラもドキドキもしません。必殺のおまじないが効いています。

 午前8時前に私の出番は終了です。でもずっと会場待機が続きます。車が1台しかないので他に行きようがありません。

暑い日でしたが幸い選手用テント内はエアコンが効いています。一日中おしゃべりをして過ごします。退屈です。

事件発生

こんな退屈を吹き飛ばす事件が愛媛選手団に起こったのです。

これでずいぶん楽しませてもらったのですが、内容は次回に。

to be continued


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