2012年1月30日月曜日

ライフル銃の威力にびっくり

私はライフル銃の所持者ですが、これまで紙の標的以外撃ったことがありません。しかも恐ろしく下手くそです。

下手な理由は、クレー射撃の癖が抜けないからです。クレー射撃銃の引き金を落とすには2Kgほどの力で引く必要があります。これを銃を振りながら行うのです。思いっきり引きます。ライフル射撃でこのやり方はガク引きといって最悪な撃ち方なのです。闇夜に霜が降るごとく静かに絞り込むべし、なんだそうです。できねえょ・・・


写真の標的サイズはA4です。50mです。このターゲット用紙を出していただく段階で私の腕前がバレているわけです。射撃場社員さんの眼力、恐るべしです。

シカに向かって発砲したことはありますが、幸いなことに(シカにとって)やっぱり当たりませんでした。

一般の方はライフル銃と散弾銃は同じように思われていますが、これはまったく別物です。海外でライフル銃は「武器」、散弾銃は「スポーツ用品」としてカテゴリー分類されている場合もあるようです。

国内でも散弾銃を10年間所持した経歴がないとライフル銃の所持許可申請ができません。我が町内でライフル銃所持者は私ひとりです。こんなに厳しいのはその威力のせいです。射程距離がまったく違います。散弾銃が数百mほどしか飛ばないのに、ライフル銃では1~2Kmも飛んでしまいます。

朝、猟仲間から電話です。お隣、三瓶町のミカン畑でイノシシがくくり罠にかかったので射殺してほしいとのことです。この附近は地元チームが空き缶を叩いてイノシシを追い出すというユニークな猟をしています。その音に驚いて走ったところ、罠にかかったのでしょうか。


午後3時、お仕事が一段落したところで、ライフル銃を取り出してお出かけです。罠のイノシシを撃つのは気が進みませんが、ミカン農家の被害を考えると協力しないわけにはいきません。ましてやここのミカン畑はヨット仲間、A氏の所有です。ライフル銃の威力を試してみたいこともありました。

20Kg程度の小型でした。少し距離を取って頭を撃ち抜きました。

弾が入ったところは小さな穴ですが、出たところを見てびっくり仰天です。まさに大穴になっています。スラッグ弾では考えられない威力です。撃った私がびっくりするのを、農家の方がびっくりされていました。これで胴体でも撃っていればお肉として使える部分はなくなってしまいます。





やはりライフル銃は遠距離狙撃用として使用すべきですね。スコープを取り付けて標的射撃の訓練をすることにします。

今年からお散歩隊、S選手もライフルマンです。ふたりして練習にハゲむことにします。




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2 件のコメント:

長楽 さんのコメント...

初めまして。確かにライフル銃の威力は散弾獣より遥かにありますから・・・
猟銃に関して一度だけ恐い思いをした事があります。
まだ十代の頃、犬の散歩で山に入っていたおりに危うく撃たれかかりました。
あと2、3歩程前に出ていたら当たっていたと言う際物でした。
まあ、私もビビりましたが撃った方も真っ青でした。
その時撃ったハンターの仲間が言った一言が忘れられません。
「犬を撃とうとしたら人が出て来たよ」
つまり、猪や鹿と間違えたのでは無く、前を歩いていたうちの犬を撃とうとした、と言う事でしょう。
もう随分前の話です。

M.Shirashiki さんのコメント...

犬を撃とうとするのは卑劣極まりないですね。犬が仲間であるハンターとは思えません。

私は昔、ペットでウサギを飼っていたので未だ山でウサギをみても撃つことができません。

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