2012年8月10日金曜日

やりました!TSS保証認定成功!

アマチュア無線機を合法的に使用するには当然ですが免許申請をする必要があります。

市販の国産無線機を買った場合は無線機ごとに「型式検定合格番号」が付いていますので、これを申請書に書き込めばO・Kとなります。


ところが海外から輸入した無線機にはこの型式検定番号がありません。海外にはこのような制度がないからです。大量の無線機が国内に流れ込んでいますが、大半は免許なしで使用されているのが現状です。


でもやはり合法的に使いたい方はいらっしゃいます。かく申す私なども遵法精神のカタマリみたいなものです。

そんな方々のための制度が、「保証認定」です。無線機を自作した場合の制度です。TSS㈱という会社がその保証認定をしてくれます。

つい最近まで(といっても真空管の時代ですけど)無線機は自作するものでした。でもいまでは手作業で一からつくり上げるのは困難です。CPUでコントロールして、精密な工場生産のIC回路を組み込んでいます。しかし、その回路図やブロックダイヤグラム、そして国内アマバンド以外の周波数が絶対に出ないことを証明すれば保証認定は可能です。

たいへんな難関です。

無線機の専門業者である私ですら、何度も何度も書類を書きなおし再提出を繰り返し、やっと本日合格通知書が届きました。二ヶ月ほどもかかりました。(アマチュア無線の業界ではトップ・アマはプロ(業者)をはるかに凌駕するのは事実なのですが・・・)

中国製無線機UV-3Rでの合格はたいへんに珍しいのではないかと思います。(UHFモノバンドは以前からありました)UHF/VHFのデュアルバンドはたいへんに難しいのです。こうしてネットで保証認定に合格したという証拠ある記事はたぶん国内初です。ふふふ・・・・

我が社は登録点検事業者ですので、個々の無線機を検査測定して合格させればいいのですが、そうした場合の費用は1局あたり3万円以上はいただかないとペイできません。理由は高額な測定器を準備する必要があるからです。そんなわけで保証認定にチャレンジしたのです。

これで胸を張って販売することができます。当社から購入いただくと、これらの情報をすべて提供できます。我が社もたまにはいいことをするのです。





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