2018年7月2日月曜日

アジのあらい


スーパーに寄ったら天然物のアジを売っていた。安かったので、つい買ってしまった。

帰宅してよく見たら「丸アジ」だった。しまったぁ。


マアジと丸アジは似ているがまったくの別物。

しかたがないので、あらいにして食うことにした。寿司屋の嫌いなあらいだ。


3枚におろして、皮を剥ぐ。中骨の向きと反対側からそぎ切りすると骨切りになって、そのままで食べることができる。

氷水でじゃぶじゃぶ洗って脂分を落とす。だから「あらい」


オニオンスライスの上に氷を置いて、その上に切り身を盛り付ける。大葉だのレモンがあればカッコいいが間に合わない。

冷たいうちに急いで食う。



丸アジだが、甘みが残っていて、さっぱり感があって今の時期はいいね。新タマネギも美味いぜよ。




ついつい「天然物」に反応しがちだが、このところ一部の魚種では養殖物のほうがはるかに美味しくて、天然物が駆逐されつつあるらしい。

我が愛媛県は養殖業が盛んで、その最先端技術の成果がもう市場で魚価の差となっている。

親戚筋が魚の卸売を大規模にやっている。輸入もしているから大規模なのだろう。彼に言わせると、アジだって養殖物のほうが安定供給できて味もいい時代なのだそうだ。

ただし養殖物はコストがかかっているから高い。

「安いものを食べたかったら天然物だね」


そんな時代になってきたようだ。












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