路肩が崩れている。
このくらいなら平気。
倒木があった。
さっそく荷台からチェンソーを出してくる。
長く切ると重いので小さく切り刻んで谷に放り投げる。
軽四トラックが通れるだけのエリアを切り開いた。上部はそのまま。
また倒木。今度は数が多い。これを切っていたら職業・木こりになってしまう。
あっさりあきらめてUターン。
こっちから行こうとしたが、ここも通れない。当分はダメだ、こりゃあ。
山中でウロウロしていたら海上からヘルプの電話があった。
当社が昔に販売したOregon450(ハンドヘルドGPS装置)が故障したので直し方を教えてくれとおっしゃる。
シングルハンドで日本一周中だそうだ。航海機器はこのOregonだけなのでなんとかしろとおっしゃる。宮崎のどこかの港に入港中だがチャートが使えないので航海危機になっている。いや私がここに書いたので、公開危機だ。
昔、自分用にこの装置を購入して、ヨットをオートパイロットでWay Point沿いに走らせることに成功した。ついでにGarminのブルーチャート(海図)をインストールして、たいへんに役にたったので、何台かまとめて仕入れて(円高だった)売った。
まさかこれ1台だけで日本が一周できるとは思わなかった。(あとで聞いたら4周目!だそうだ)
急いで戻って調べた。リセットするしか方法はない。簡単に見つかった。
電源OFFで画面左上を押しながら電源ONにするだけ。
連絡したら即復活した。よかったぁ。それにしても勇気ある方だなあ。
入港後に連絡があって、さらなる使用方法を教えろと注文があった。ブルーチャートの表示方法に関することだ。入港前の緊急事態ということで急遽、山から戻って対処したが、これでは単なるサポート係にされてしまう。
我が社は何年前の販売実績でも検索できる。ネットショップなのでデータ管理がイノチなのだ。
今回の方のデータが出てこない。訊いてみると友人から譲り受けたそうだ。ホンマか?
ヨット業界には、たまにこんな風に自己主張の強い方が、よくいらっしゃる。他人が自分のために動いてくれる対価が必要ということが分かっていない。アンタは風に吹き流されてタダで移動しているヒマ人なんだろうけど、こちとら忙しい。
ヨットが全国の港で嫌われているのは、たぶんこんな風潮が原因。ボート乗りはきちんとしている。
何年も前の中古機種のサポートできませんがな。
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