古い知人(女性)が居酒屋を開店したのです。お勘定を払うと、びっくりするほど安いのです。そういえば私の前に支払をした人も、「安過ぎる」と言ってました。
「どんな計算したらこんな安い勘定になるんや。これやったら商売にならんよ」
「だって相場がわかんないもん。私ひとりなんでこれでいいじゃない」
少し他の店に行ってお勉強をすることにして、お店を閉めてふたりでお出かけしたのです。
我々が、「ぼったくりバー」と呼んでいるお店に行きました。同じくらいに呑んでお勘定は10倍です。
もう一軒行ったら彼女の同級生(男性)がいて、横取りされました。彼女は昔、TV番組のなんとかコンテスト(水着だったなあ)で優勝したこともある別嬪さんなのです。
でもまあ、これで少しは営業活動に貢献できたのでいいでしょう。
午後はヨットです。
米子さんがセールの洗濯中です。
「沖に行ってシイラを釣ろうと思います」
すると米子さんがシイラ料理の方法をあれこれ教えてくださいます。ヨットで世界中を回った経験から知識豊富です。
我にかえって、「その前にシイラを釣らないと話しになりませんよねえ」と、急いでヨットを沖に出したのでした。
湾内ではSキャプテンが充電走行中です。米国コーストガード風の塗装です。全周に防舷材があるのは、このボート、もとは海保使用艇だったのです。強行接舷用の防舷材なのです。
釣れたのは大型エソです。写真では小さく見えますが、50cmオーバーの大物です。高級かまぼこの材料です。でも私はかまぼこ屋ではありませんのでリリースです。
宇和島の某大手かまぼこ屋のオヤジさんは、自分の船でエソを釣って自分専用のかまぼこを作って食っています。販売用にするほどのエソは確保が難しいそうです。親戚筋にあたるので時々(冠婚葬祭時)会うのです。
結局、その後なんの当たりもなく、せっかく教わったシイラ料理の出番はなかったのであります。
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