土曜日です。
ヨットの燃料補給をすることにしました。三瓶湾の中ほどまで来ると、海保巡視艇と、その付近にやたらたくさんの漁船が群れています。
一網打尽に捕まったのでしょうか。
どうも漁船が故障をしたようで、仲間の漁船が1隻が牽引をしています。
不思議なことに、引かれる側は後ろ向きです。なんでやねん? 大きなパワーがある巡視艇がなんで引っ張らないのでしょう。見るだけならストリップの客と同じです。
他の船のことよりまずは我がヨットの燃料確保が先です。のんびりしていたら私も引っ張ってもらうハメになります。
燃料店の小さな桟橋に着岸するのですが、今日は風があるのです。2回も失敗しました。航空母艦に着艦失敗する飛行機みたいです。なにせこの母艦は私のヨットより短いのですからひとりで着岸するのは難易度が高いのです。
28フィート艇のいい点は、今日みたいに風のある日でも、ひとりでなんとかできるサイズなのです。
無事に燃料を積み込んでマリーナに戻ってきたら、そのお隣の造船所に上架中の漁船がありました。
あれまあ、船首附近がなくなっています。
なーるほど、だから後ろ向きに引っ張っていたわけです。
三瓶でいちばんのアジ釣り漁師さんが被害に遭ったのだそうです。
前後にアンカーを打って釣っていたら、漁船がまっすぐに突っ込んできて、船首附近を乗り越えて行ったのです。幸い怪我はなかったそうです。
ぶつけた船も上架です。
船首付近はほとんど傷らしいものはありません。やはりこの部分は頑丈です。
プロペラシャフトは曲がってますねえ。
オートパイロットは危険です。今日は風が強いので沖にはほとんど漁船などは出ていませんでした。なのでつい見張り不十分だったそうです。でもそれって理由になりませんよねえ。
皆様もお気をつけくださいませ。
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