2013年7月20日土曜日

熱闘、三時間

早めに起きて午前7時30分に家を出ました。

今日こそはイノシシを獲ると意気込んで谷を下ります。いちばん谷底(三瓶です)にトラックを置いて、宇和に向かって登ります。なだらかな尾根のシダの中でこれまで何頭もイノシシを獲っています。トラックで追いかける安易な方法はやめて、自分の足で獲ることにしたのです。


いつもはトラックが走らない林道です。緑のジャングルになっています。ここにトラックを置きます。


50mほど登った頃に犬は匂いを取りました。駆け上がって行きます。

5分ほどで吠え始めます。谷川沿いに上がって行きます。追いつこうとするのですが、暑いのです。時々、止まってケンカをします。明らかに相手はイノシシです。200mほど上で追いつめたようです。吠えながら移動しません。

チャンスです。必死で登ります。生でケンカをしている音が聞こえるくらいに近付きました。水が枯れた渓流の岩場です。銃に装填して近寄りますが息があがっています。ハーハーと声が出てしまいます。これがいけません。イノシシは犬はたいして怖がりませんが、人間はヤバいと知っています。

さらに上流に向かって逃げてしまいます。Qちゃんが追いかけます。首輪の無線機がなくなっているのが見えました。先ほどからドッグマーカーの音声が入らなかったのです。イノシシに咬み付かれて壊されたようです。(このドッグマーカーは我が社製の合法品です)

100mも上でまた止めています。行くしかありません。目眩を感じながら登ります。

なーんと、宇和と明浜を結ぶ頂上線にまで出てしまいました。標高差300m以上です。


こうなったら意地です。岩場で吠えている犬たちのところに急ぎます。でもここは「山」下の巨大な岩場です。ロッククライミングの装備がないと行くことができません。巨大ヘビの伝説もあります。


一回林道に出て岩場を迂回して犬たちのところに下りて行きます。もうヘロヘロです。

50mまで近寄りました。私が来たことを知ったのか、イノシシは一気に尾根を下ります。犬たちも追いかけます。私はノロノロと下ります。もう体力が残っていません。

谷川まで落としたようです。3時間も追い掛けているのです。もう11時です。イノシシも犬も水が必要です。

やっと谷川までたどり着いたら犬たちは水の中で休んでいました。さすがにバテています。獲物は元気を回復して逃げたようです。でも、犬たちに怪我がなくてよかったです。損害は無線機1個でした。


冷水シャワーの後は午後ずっとエアコンの下で寝込んでいた土曜日でした。






お疲れさんのクリックよろしく → 人気ブログランキングへ

0 件のコメント:

人気の記事