でも明らかにタヌキではありません。
ハクビシンと思われます。
駆除隊の制服で獲物と一緒の写真を写さねばなりません。準備をします。未だ駆除実績ゼロなのでなんでもいいから成果が欲しいのです。
でも、ハクビシンにしては鼻筋の白い線が見えにくいのです。
猟の先輩であるTさんちに持ち込みました。うまい具合にベテラン猟師のM氏もいます。二人に鑑定を依頼したのです。口を揃えて、「殘念でしたぁ、アナグマです」と言います。
アナグマは駆除対象ではありません。
それにしても、このあたりの判別は難しいのです。「ムジナ裁判」というのが法曹界では有名です。
タヌキしか猟が認められない時期に、アナグマ(ムジナ)を獲ってしまって起訴された事件です。最終的に無罪になったのです。
よく似ていますので間違えてもしかたがないかと思います。でもタヌキとアナグマは違います。ハクビシンと間違えたのだったら事件にすらならなかった気がします。当時はハクビシンはいなかったのでしょうね。外来種なのです。
今回、アナグマは駆除対象ではありませんので獲ってはいけません。あぶない、あぶない。
実際にタヌキと間違えてアナグマを獲って、駆除したと報告した例が我が市でも何例かあるそうです。写真を付けて報告しますので動かぬ証拠です、でも裁判したら無罪ですもんね。大判例が控えています。
わたしはやさしく山に帰してやったのです。
さようなら、猟期に会おうね。(猟期は捕獲対象です。牛肉より美味しいとのことです)
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