長く付き合ってきたお店が今月20日で閉店するのです。80歳近いママさん(ババさん?)が妹とふたりで頑張ってきましたが、ついにお店を閉める決心をしたのです。
「だってねぇ、シラちゃん。常連だったお客さん達が来ないのよ。みんな死んじゃった」
35年と5ヶ月営業したそうです。
このママさん、二番町にくる前は八幡浜で小料理屋をやってました。私はその頃からの付き合いなので40年近くになります。このくらいになると親戚以上、兄弟・夫婦未満といった間柄になります。
白状すると、このママさんの娘達が驚くほど美人ばかりなのです。当時の写真を私の職場パソコンの前に貼り付けてお仕事をしているのです。
幸いなことにお店は満席状態でした。閉店ということでお客さんがやってくるのです。死んだ常連客の未亡人とその長男、次男とか、おじいちゃんが来ていたという孫たちです。
「長い間、ご苦労さまでした」
お店を出るとき、手を握ってご挨拶をしたのです。涙、涙です。
五木さんは夜明けまでいるのですが、お酒に弱い私は早めに退散です。(本当は上の写真の娘がやっている店に行くのだ。もうひとりの姉のお店もあるのです)
お店の外まで送ってくれました。タクシーに乗る前にママさんが言うのです。
「このところずっと今日みたいに忙しいのよ。やめるの、やめようかなあ・・・」
女性はいくつになってもタフです。
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1 件のコメント:
レイモンド松屋さんの「安芸灘の風」が、私の最近の十八番です。
私も馴染みの店が閉店で、最後の日に挨拶かたがた、呑みにいきましたが、酔っぱらって支払いをしたかどうか、定かでありません。まあ、支払っていなくても、請求もこないでしょう。 たぶん?
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