2016年3月11日金曜日

規格

我が社製くくり罠の注文があった。


組み立て中。


あと2基を残してパーツ在庫切れ。

体力切れ、気力切れも少しあるか。


こんな時に初期設計の不備を思う。(自分のことだから言って行く先はない)


ワイヤークリップを多用しているのだが、その部分だけユニファイ(インチ)規格製品を使っていた。と言うより、このパーツはたいていがユニファイ規格なのだ。ワイヤークリップはあるのだが、ナットがない。1/4インチという規格だ。「二分」(にぶ)である。

インチ規格は1インチを8で割っている。1/8  2/8  3/8   4/8   と続く。4/8は1/2となる。「よんぶ」と呼ぶ。


日本国内はISO規格で統一されているので、これらのユニファイ規格製品をホームセンター等で入手することは困難になってきた。

入荷まで組み立ては先延ばしである。


アメリカは、ゴルフはいまだヤード規格だし、陸・海では別規格のマイルだ。


もっとややこしいことに、MIL規格(軍規格)があって、結構幅を利かせている。





私は若い頃、伊方原発にかかわる仕事をしていた。周辺の二次系といわれるタービン部分は国内規格のISO(当時はJIS)規格で作られていたが、原子炉に近い一次系はすべてユニファイ規格であった。さらに原子炉部分はMIL規格で作られていてブラックボックス状態であった。


ウェスチングハウス社が原潜用に作った原子炉を流用していた。いまはどうだか知らないが、基本は船舶用だから、地震で少々揺れても大丈夫な気がする、と書いたら、かの原発反対弁護団長のK弁護士にお叱りを受けるだろうなあ。





トランプさん、これらややこしい規格をメートル法に統一すると言ったら応援しまっせ!








夕方、仕事を終えてマリーナに進捗状況を確認に行った。

ペラクリンが乾燥していなかった。海に戻るのは明日だね。





ペラクリンは下地のプライマー塗装を2回塗る。その乾燥時間が、今日のような寒い日(10℃として)なら5時間以上。


さらに仕上げ塗装をして15時間以上も乾燥時間が必要となるのだ。

ややこしい塗料である。



ナットにしても、塗料にしても、日常のあれこれでも、もうややこしいことには関わらない事にしている。外注に限る。







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