「予約してたらお休みと分かったのにぃ」
ねえさんはそう言うが、予約なしで座れなかったことがない。高級ぶって、「ご予約は?」と訊くだけだがね。
気分はすっかり焼肉だったので、別のお店に行ったのが大間違い。ここは安いセットメニューなどもある店だ。
「うるさくてごめんなさいね」
席に座るなり店員さんが先に謝った。
ずっと向こうの端の席に10名ほどの団体客がいて、たしかに喧しい。向かい合わせの人としゃべるのに大声を出している。
どうも農家の団体サンらしい。畑がどうの、耕作放棄地がどうのと言っている。お酒が入っているとはいえ、どうしてあんなに大声でしゃべる必要があるのだろう。第一、唾が飛び散って不潔だろうに。それとも難聴なのか。あれだけ耳元で大声を出されたら耳も悪くなるだろうなあ。
やっぱり少々高くてもいつもの店がいい。次回からは予約をしよう。
口直しにIちゃんが働いているお店に寄った。
「珍しい。先週も来たのに」
「これから、もっともっと来るよ。4月になったら毎日来るよ」
このお店に4月1日から18歳のおねえちゃんが入店するのだ。高卒で就職先にこのお店を選んだ。
「ねえママ、せっかく18歳が入店するんだから、このさいにお店のランクを上げて、たとえばテーブルチャージなど取って高級店にしようぜ」
私は建設的な意見を言ったつもりだが、あっさり却下された。
「たぶん、若いあんちゃん達が群れて来る店になるわ」
その18歳から来たメールに添付された今日の写真を見せられて納得。
金髪に染めて、派手なネイルを自慢気に撮っていた。職業柄、こうするものと思い込んでいるらしい。こうなると可愛げもなにもない。
「おまけにねえ、ビールの栓抜きの使い方も知らないのよ」
駄目だ、こりゃあ。また行くお店が減ってしまった。
車のなかに通院セットを積んでいた。(美容院ではない病院だ) お薬手帳や血圧データ、予約票などをまとめている。今日は通院日だ。
私の車のなかのものには何にでも興味があるねえさんが手にとって中を見ていた。(査察と私は言っている)
「きゃあ」
後部座席に放り投げた。ねえさんは病院勤務なので、中に検便セットが入っていることがすぐに分かったのだ。(一般人には見ただけでは分かりにくい)
前回の診察時に、
「最近、体調面で変わったことがありますか」
「そういえば便秘気味です」
そう答えた結果、検便をすることになったのだ。だから、便秘気味と言ったのにぃ。
医者と女性は、すぐにこうして無理なことを要求するので嫌いだ。
無理をしてやっと詰め込んだ貴重な検便を放り投げるとは・・・
病院に行ったら猟仲間が、発熱中といってフラフラしながら受付をしていた。
彼も家庭内で辛い目にあっているようだ。奥さんは、この病院の大ベテラン看護婦さんなのに。
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2 件のコメント:
女性を、同じ地球人と誤解したことから悲劇が始まっています。
男は地球星人、女星は、違う星の生物です。しかも強か(したたか)です。
だって、生存期間だって違いますもの、武器なして勝負する方が間違っています。
そうです。あれは異星人です。
かつて、その異星人の不正申告であやうく武器(銃)をサツに没収されかけました。幸い私には最強弁護士がついていますので事なきを得ました。
そのあたりの武勇伝はゆっくりレポートしますのでお楽しみに。
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