いろいろな道具・工具類を購入して作業の効率化や新規製品作りに役に立たないだろうかと計画しているが、大半は失敗に終わる。
見事な失敗例がこの木工旋盤だ。当社は塩ビ製品を加工している。
旋盤があれば加工精度が上がると思って、遠路はるばる富士山の麓まで購入しに行ったのだ。
導入したがまったく役に立たなかった。塩ビを加工する目的だったが、残念なことに塩ビは木材よりはるかに固くて、かといって金属よりはるかに柔らかい。煮ても焼いても食えない材料だった。旋盤などの精度を要求するマシンには向いていないことがやってみて分かった。
やらなければ分からないのはおねいちゃんも同じだから、このくらいの投資で失敗しても泣かない。
半自動溶接機も見事な失敗例だ。
100V電源でなんでも溶接できる夢のようなマシンというのがフレコミだった。うれしくなって、これでイノシシの箱檻を作った。現場で軽四トラックの荷台から下ろしたショックで溶接箇所がぜんぶ外れてバラバラになった。
分解したので持ち帰るのは楽だった。
溶接のプロが使ってもダメだった。100V程度で溶接はできないということがよーく分かった。
大口径塩ビパイプを正確に切断するというマシンも導入したが、一周するたびに正確に5mmずつズレた。これではいつまでたっても切り落とせない。
なにかやり方に問題があるのだろうが、とうとう解決できなかった。
結局使えなかった工具・道具類が私の工作室にはあふれかえっている。
かといって処分する気にはならない。これらの道具もいつの日かそれなりの役に立つかもしれない。
最近に導入したバンドソーは成功事例だ。たいへんに便利。
動画は結構ぶ厚い板を切っているが、簡単なものだ。この直前には鋼鉄製のタガネを切断した。
動画を見て、そのうち手を切るだろうと思った。
やってから、しまったと思ったおねいちゃんと手を切るときに使えばいいかもしれない。お悩みの方、貸出可能だよ。
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1 件のコメント:
時計の修理に、10年に1度か、20年に1度使うか、使わない道具が、ワンサカあります。今は使わない工具類も、何時か必要な時が来ます。
その時には、どこに仕舞ったか解らなくなるのが、困ったことです。
修理に5分、捜索に5日、何をやっているのでしょう。
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