2016年3月23日水曜日

プレス機

油圧プレス機を購入しようと計画中だ。

ネットで捜すと安い機種はあるのだが、自分で組み立てる必要がある。構造が簡単なので分解して発送するらしい。それはかまわないのだが、重量が100Kg近い。女性社員さんしかいない我が社では無理だ。


S選手の工場にもプレス機はある。聞いてみたら、最初はネットで安いものを買ったが使い物にならなかったそうだ。買わなくてよかったぁ。

私が加工を計画している材料を見て、

「それくらい万力で挟んで手で曲げろ」 と言う。

おっさん、どんなパワーをしてるんだ。5mm径のスプリング用鋼材が曲がるわけなかろう。

やり方を教わった。なるほど曲がる。



でもプレス機購入計画は続行する。オイラのパワーが持続するのは、ウルトラマンと同じく3分間だもんね。





中古機械がネットにいっぱい出ている。試作品用だからそれでいい。

関西で中古機械屋さんは東大阪市に集中しているようだ。



そういえば、サラリーマン時代、機械商社に勤務していた頃のことを思い出した。もう四半世紀以上も前になる。


いまの私と同じように、地元工場のオヤジさん連中は安い中古マシンをやたら欲しがるのだった。量産化できるようになれば最新型の高性能マシンを入れても元を取るが、それまでの準備段階用だ。

このニーズをビジネスにできないだろうかと思いついた。当時も東大阪にはいまと同じく中古機械商社がたくさんあった。ここの情報を入手できれば金儲けができる。風邪で熱が出たことにして会社を休んだ。(お散歩隊の誰かさんが得意な手段だ)


最終のJRに乗って大阪に向かった。いまと違って四国には高速道路がなかったのだ。もちろん缶ビールを呑み倒して酔っ払って大阪駅に着いた。


目が覚めたら切符も財布もなかった。トホホ・・・  国鉄(当時)によると、この手のスリが横行していたそうだ。


一文無しで早朝の大阪駅に放り出された。当時、ATMはない。


午前9時を待って地元取引銀行に電話をした。親しい先輩がいた。事情を話すとうまい具合に大阪支店に知り合いがいるという。大阪支店まで歩いた。幸い大阪市内の地理は詳しい。(関西大学中退)


印鑑は持ちあわせてなかったが、サインだけで帰路の切符代金以上の引き下ろしができた。



もう東大阪に行く気は失せて、中古機械ビジネスプランもヤル気がなくなった。他のヤル気が出て、遊び呆けて帰宅したことをいま思い出した。バカだったね。



いまはその時のスリに感謝している。たくさんあった地元の中古機械屋さんもいまは全滅している。工場がなくなったのだから当然だ。人生万事塞翁が馬。






熟考の結果、今夜はやっぱり18歳のところに呑みに行くことになった。いまもバカだね。






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