この緑色の板は特殊な硬質発泡シートだ。正確には、ポリエチレンを押出発泡成形した独立気泡構造のシートというらしいが、そんなことはどーでもいい。木材より加工が簡単と思って端材を使ったが、木のほうがはるかに柔らかかった。
一生懸命工作にはげんでいるのは、明日のライフル&スラッグ大会に備品を持ち込むためなのだ。
大会は一度に10発撃つ。隣の選手と交互に撃つので、途中で何発撃ったのか分からなくなる。
クレー射撃は1ラウンド25発撃つが、射台を交代するので何発目か分かる。ことに最後の5発はクレーが出る方向が分かってしまうので(逆にそのせいで外すことのほうが多いが)カウントダウンが簡単だ。
苦労の末に完成したのがこれ。
これならいま何発目か分かる。数字も入れようかと思ったが、いくらなんでもそれは不要だろう。
私の銃はボルトアクション式だが5発装填できる。でも競技時は1発ずつしか装填できない。だからこんなものが必要となる。
11個の穴があるのは試射用装弾を入れるため。芸は細かいぞ。試射が許可されるかどうかは知らないけど。
私の銃は308Winだから、7.6mmNATO弾と同じで、まあ8mmの穴があればいいやと当初は思っていた。
ところがそれは弾頭のことで、薬莢部分は実測11mmもあった。上のデータでは12mmになっているのでメーカーによる差もあるんだろうな。
12mmの穴を開けたが、そんな大きなドリル刃なんて持っていない。小さな穴を開けておいて、皿ネジを使う時に座ぐりをする道具を使った。うまい具合に最大12mmだった。
作業が終わって気がついた。私はトリマー(ルーター)を持っている。これのビットを使うともっと簡単で正確だったはずだ。ま、いいか。
さて道具はできた。宮本武蔵が木刀を作ったみたいだ。泥なわ方式ともいう。明日はどーなるのだろう。
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