2017年6月3日土曜日

キス釣り失敗

いい天気の土曜日。

先日から計画していたキス釣りに行くことにした。三瓶沖、大島の宇和海側に遠浅の砂地が広がっている。昔はここでよくキスを釣った。

昔というのは、子どもたちが小学生の頃だからずいぶんと前だ。

それ以後、キス釣りをしなかったのには理由がある。

恥ずかしながら私はゴカイ・ミミズの類に触ることができない。気味が悪い。怖い。子どもたちと行ったときはエサを付けてもらっていた。「逆じゃん」とよく言われたものだ。

今回行く気になったのは、バイオゴカイというダミー製品があることを教えてもらったからだ。ダミーであることが分かっていても触るのが嫌だった。


投げ釣り仕掛けの針があちこちに刺さる。オモリが上になるので風に飛ばされたりして、ズボンやロープなどを釣ってしまう。この針が唯一釣らなかったのは肝心の魚だけだ。

釣れない。トホホ・・・



夕方会う予定のねえさんに大口たたいて出かけたものだから手ぶらで帰るわけにもいかない。

朝、三瓶の魚屋さんがアジのヒラキを干していた。寄ってみたが、

「今日のは活かしのアジじゃないから止めときな」

魚屋のオカアはダイナミックなことを言う。

ヒラキなんだから活かしもクソもないと思うが、市場が休みの土曜日製ヒラキは出来がよくないそうだ。だから知り合いには売らないと言う。じゃあ誰に売る。


マグロがあった。冷凍を解凍したものだ。これならアニサキスの心配なしに刺し身で食える。

「アニサキスはサバみたいな青魚だけだからマグロは大丈夫だよ」

「マグロは赤いから大丈夫なのか。じゃあ赤身のいちばん赤いところを買うよ」


帰路、運転しながら考えた。マグロも青魚の一種なんじゃないかぁ・・・



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