2012年10月14日日曜日

下見

今日もいい天気の日曜日です。

トラックがないのでお散歩には行けません。


レガシィで猟場の下見に行く事にしました。高速道路(無料)が完成したので、我が家から30分もあれば現場入り口に到着します。

風力発電工事が行われている現場に行ってみました。現在は尾根に向かって工事車両が上がる道路工事中です。

ここはシカの宝庫(?)なのですが、これだけ工事車両が多かったら猟は無理でしょうねえ。


この猟場が気にいってるのは、もっとも人家から離れているせいです。猟は銃や猟犬を使うので、人里近いところでは危険が伴います。

お散歩隊メンバーの犬は他の犬とケンカをしたりすることはありませんが、人家に近いと相手から攻擊されることがあるのです。反撃すると簡単に相手に怪我をさせてしまいます。猟犬と飼い犬ではプロとアマの差があるのです。

銃の発砲も人家が近いところでは危険です。獲物は走っていますので、銃口は動きます。獲物しか見ない場合があるので周辺になにもない場所がいちばん安全なのです。

お散歩隊は大半が国体クレー射撃競技出場者なので銃の取り扱いには慣れています。その我々でもこれくらい注意して猟をしているのです。



電磁式くくり罠

やっと完成しました。

ずいぶん前にプロトタイプはできていましたが、商品化するには無理がありました。理由はトリガーの再現性です。誰が設置しても確実に仕掛けがセットできないと意味がありません。


市販されている「くくり罠」の大半は手作業で作られたものです。針金をペンチで曲げたりして独自加工をしたものです。(市販罠の大半を購入して研究しました・・・)100%再現性がある罠にはお目にかかれませんでした。セットすることすら難解で出来ないものがあります。


それを解決しようと、すべてのパーツを工場生産品で作ったのが、現在当社で販売中の「NP-4」です。この製品の加工誤差は0.1mmもないと思います。誰でもセットできます。目標は銃のトリガーでした。弾を入れて薬室を閉じたら誰が引き金を引いても発射します。


電磁式くくり罠のトリガーはもっとシビアです。現場に12Vバッテリーを持ち込むなんてことはできません。小さな電池で動作させなければいけません。

くくり罠のスプリングは強力です。このテンションを固定・解除するにはずいぶんと大きな力が必要です。一般的にはスプリングの上、下から針金を出してきて、中間にリングを置いて、その中に仕掛けをピンで固定します。イノシシが落とし穴に入ったらその重量でピンを引き抜いてスプリングを弾かせています。ピンを引き抜くには数十Kgの力が必要です。


銃の引き金は軽いと思われがちですが、猟銃の場合は2Kg以上も力が必要です。射撃競技銃でも1Kg以下にしたら暴発する恐れがあります。触っただけで落ちるのです。人間の指はパワーがあるのです。

でも12Vのバッテリーを使っても銃の引き金を落とすシステムはなかなか作れないと思います。瞬間的に2Kgものパワーを出すシステムはあまりありません。ましてや006Pクラスの小型乾電池です。

今夕、やっと解決できました。動作確認もできたのです。割りピンを使うので、「割りピンピン方式」と名前を付けました。

当社「穴を掘らないくくり罠」の型式名NP-4は「ナンカイ・パテント 4番目」です。ここに至るまでに4回も改良を重ねています。


次回電磁式の場合はNPP-6Eです。もちろんPPはピンピンです。





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