午前中はサトちゃんちのナナちゃんと、我が家のMOMOちゃんがうまく獲物を追い出してくれるのですが獲物を見ることができませんでした。
お弁当を食べて作戦会議です。昨猟期最後にやった場所を攻めることにしました。S選手とサトちゃん選手が谷の下から登ってきます。
私は林道をトラックで尾根まで上がって、尾根筋を攻める担当です。
でもこの林道が凄いのです。ここ数年、誰もトラックで通った形跡はありません。下に土がある部分は草が茂っています。草がない部分は岩です。今日もパンクしたらどーしましょう。
でも無理やりに登って行きます。軽四4WDはどこだって行くことができます。
この林道を10年ほど前はフェアレディZで登っていたのですから林道の荒廃はひどいものがありますよね。(当時でもかなり無理はしていましたけど・・・お仕事中に呼びだされて、その頃はZしか持ってなかったのです。同じ2シータでも、軽四トラックに乗るようになるとは・・・)
尾根を歩き始めて10分、MOMOちゃんがいきなりダッシュして茂みに飛び込みました。吠えます。大型シカが飛び出してきました。20m先から私のほうに向かって走ってきます。
肩から銃をおろして装填しようとするのですが、ポケットから弾がうまく出せません。手袋のせいです。
薬室を開けているうちに私の5m前を通過です。メス鹿です。通り過ぎるときにウィンクしました。
やっと装填完了した時にはもう下の茂みに入り込んで見えなくなったのです。
こんなことを書くと、やっぱり山に入る時は銃に装填するべきだ。そのために安全装置があるじゃないか、という声が聞こえます。
でも我々お散歩隊は、絶対に薬室に装填して山を歩いたりしません。安全装置は安全でないことを知っているからです。
射撃競技を長くやっている選手は誰ひとりとして安全装置を信用などしていません。取り外す選手もいるくらいです。
ベテラン猟師さんの中には、安全装置を信じて装填したまま山中を無邪気に歩いてらっしゃる場合があります。我々は怖ろしいので近寄らないことにしています。射撃を競技としてなさらない猟師さんが多いのです。だから多くの方がこの事実を認識されていません。
私が言いたいことをわかりやすく解説した動画がありました。ご参照ください。これホントなのです!
どんな銃でも、「ハンマーが撃針を叩く」→「発射」という構造は同じです。安全装置は単に引き金を固定する機能だけなのです。
死にたくなかったら、または誰かを傷つけたくなかったら、装填して山を歩くなどという無茶はやめてくださいね。
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