お仕事を中断して現場までお出かけです。
ハンディタイプ無線機を持って目星を付けた谷に入ります。林道から上にいることは間違いありません。電波の強さに添って歩くのです。私は無線機屋なので、指向性のないハンディタイプ無線機のアンテナだけで、ある程度は電波の方向が分かります。無線機を首から下げて移動します。人間の体の大半は水です。水は電波を通しません。前方に指向性が出るのです。
50mも登ると電波が弱くなります。この間にいるはずです。無線機からアンテナを外して、蛇行しながら谷を下ります。アンテナなしでも電波が入るエリアを発見したら、その半径20m以内です。
発見しました。やっぱり死亡していました。残念です。
谷川沿いの窪みです。飼い主さんもその付近を午前中捜したそうですが、ピンポイントで確定して捜すわけではないので見逃したようです。
付近の見晴らしのいい場所に埋葬してやるそうです。
さきほど、「世話になった」と焼酎を2本も持参してくれました。屈強の猟師も目を腫らしていました。猟犬は家族であり戦友です。悲しいことです。
猟期が終わった頃、この焼酎をゆっくり呑もうと約束したのです。
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