写真はイメージです。 |
車を停めて、4人が四方に別れてシカを追いかけていたのです。
1時間以上も犬たちはシカを追いかけています。でも追いつくわけもなく、我々はあきらめて車に集合をすることになったのです。
先に戻ったS選手は自慢のライフル銃を磨いています。
私も戻ってきたのですが、なんだかS選手の背後の山を抜き足差し足でそーっと歩いている動物がいます。距離はS選手の後ろ、20mほど向こうです。
シカです。我々が追い回している獲物です。
私は銃に装填をしていますのでいつでも撃てます。でも途中にS選手がいます。撃つとしたら、頭上を弾が飛ぶことになります。それはまずいです。ただでさえ髪が少ないのに、これ以上減らしたら損害賠償ものです。
S選手は銃を磨いているのです。すぐに撃てるはずです。声を出すことにしました。
「後ろにシカ!撃て!」
大声を出します。S選手もシカも一緒に驚いて飛び上がります。 これは見ものでした。
シカは全力疾走を開始します。
S選手もあわてて振り向いて銃を構えます。さすがに10年連続で愛媛代表として国体に行っただけあります。フォームは見事です。でも残念、発砲にいたりませんでした。お尻が少し見えたそうです。
このあと、皆でお弁当を食べたのですが、シカとS選手が飛び上がった話しで大いに盛り上がったのです。
S選手、ご機嫌斜めです。自分の後ろをこっそり移動しようとしたシカが憎ったらしいのです。
「あのシカめ!」
しかめっ面をしています。シカめっ面です。言葉はこうして出来るのですね。
こんなことをして日曜日は楽しく遊んでいるのです。
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