獲物はいません。
タヌキがいたずらをしたのかなと思うのですが、足跡はまったくありません。
次の檻に行っても落ちています。次もです。
1基だけ古くてサビだらけの檻はそのままでした。
どうやら原因は先日の強風です。小型イノシシでも獲れるように敏感に設定しているのです。反省して少しだけ重くしました。風が吹いて痛い思いをするのは痛風だけではないようです。
タヌキ専用罠の餌はそのままです。先日のチンゲ狸が言いふらしたに違いありません。
新しい箱罠のアイデアがあるのですが鉄工所に依頼するには図面を書く必要があります。説明が面倒なので半自動溶接機を購入して自分で作ろうと思いたちました。普通の溶接機は技術がいるけど半自動機なら素人でも使えるそうです。
鉄工所のおっちゃん達は当面の仕事がなければ話しを聞いてくれますが、目先二・三日分のやることがあれば天下を取ったように、「忙しい」と言います。簡単に納期約束も破棄です。懲りているので嫌いなのです。
普通の箱罠は中にトリガーラインとなるワイヤーを置いて、獲物がそれに触れたらゲートが落ちます。イノシシは案外と賢いので、そのワイヤーに触れるとヤバイと学習するのです。その証拠に、トリガーラインまでは餌を食べに入ってくるくせに、その一線をどうしても超えない個体もいるのです。
今回のアイデアは、ラインなしでいつの間にかゲートが閉まっているシステムです。電子的センサーを使えば簡単ですが、これをメカニカルにするところが楽しいのです。
Tさんに相談したら、
「そんな溶接機なんか買っても檻を作る時間がないだろう。犬連れて山に行ったり、ヨットのことやったりで忙しいくせに」
たしかにおっしゃる通りです。
自分が実用新案を取得した「穴を掘らないくくり罠」を仕掛ければいいじゃないかという声もよくあります。3個ほどは仕掛けていますが、それ以上は無理なのです。
このところ注文が相次いでうれしい悲鳴です。監督官庁の環境省サマにも納めたのです。実用新案製品なので競合なしです。パーツが足りなくて先週などは発送が遅れてしまったのです。地元鉄工所でも作れるパーツですが、前にも書いたように信頼がないので発注依頼ができないのです。パーツは東京、埼玉、大分で作っていただいてます。
仕事もまじめにやっているのです。
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