2014年12月10日水曜日

強盗銀行

いやあ、ひどい目に逢いました。相手は銀行です。十数年にわたって暴利を貪られていたことが判明したのです。


担当者が来社して、金を借りろと言います。彼は先日からやたら借入を勧めるのです。

「金利が1%ちょっとですからお得です」

「でもお金はいらないもんねえ」

「当座のマイナス分を埋めるだけでもお得です」



えっー、いまなんて言ったの。確かに我が社は時々、当座預金残高よりマイナスして使っています。でも、これは定期預金担保なので、僅かな金利のはずですがな。



よく調べてみると、なんということでしょう、我が社の当座借越の金利は2%に設定されていたのです。そんなバカな!

「定期預金が担保なんだよ! 普通は定期預金金利に0.数%上乗せだろうが」

「あれは個人様の総合口座の場合でして・・・法人の当座貸し越しは別契約なのですよ」



事業をやっていると、時々現金が不足する場合があります。こんな時に定期預金を解約するのも面倒なので、これを担保に借入する契約をしたのでした。

その時の説明は、「定期預金が担保ですから僅かなものです。コンマ以下ですよ」

と説明を受けたのでした。確かに2%は0.02ですからコンマ以下ですわなあ。



いまの担当者は、時々我が社が当座預金をマイナスするのを不思議がって、安い金利のお金を借りさせようとしていたのです。なーるほどねえ。



この場合の金利の計算表は銀行から送られて来ないのです。年に一度、金利分として差し引かれるだけなので、これまで判明していませんでした。

以前の経理担当者に訊いてみたら、やっぱり私と同じ感覚で借り越しを使っていたようです。


「Kセンセに依頼して、金利分取り返そうよ。だって担当者すらおかしいと思ったんだから勝ち目あるよ。戻ってきたら、それで呑みに行こう!」


この元経理担当者はK弁護士にお願いして、大勝した経験があるのです。それで金持ちになって、いまでは私に高利で貸そうとしています。銀行は敵なのです。


訴えるのはいい考えですが、暗算で計算しても戻ってくる金利より、呑み代のほうが高くつきそうですし、弁護士費用分は完全に赤字です。合計してもたいした額にはなりませんが、いまの時期に2%なんて暴利は不愉快です。



もちろんただちに全部の定期預金解約です。




数年前にもこれと同じようなカン違いをしたことがあります。


某ネットバンクで、自動借入可能ですから使って下さい、と案内がきました。便利なので時々、マイナスになっても使っていたのです。

その年度の決算時に経理事務所から、こっぴどく怒られたのです。なーんと金利はサラ金並みだったのです。というか、貸出部門はサラ金そのものが運営していたのです。



うっかりするとこんなヒドイ目にあいます。銀行なんて、みーんなこんなものなんですねえ。みなさん気を付けましょう。


イスラム教は金利を認めないそうです。アッラーは偉大ですなあ。


   ↑ 上の行で、たぶん政府の監視機関にモニターされるでしょうね。





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