三方に別れて山に入った途端に、QちゃんとMOMOちゃんが匂いを取って山を登り始めました。
すぐに獲物を見つけて吠えます。
「出たから気をつけてよ」
これは早い話しが、「装填してね」と言ってるわけです。もちろん私も弾を込めます。
さっそく、サトちゃん選手が2発鳴らしました。
これは案外、全国共通なのです。猟師は「銃を撃つ」とは言わないのです。「鳴らす」と言います。銃声がやかましいせいでしょうか。
「アカン、逃げたぁ」
と言ってるうちに、S選手のライフル銃が鳴りました。当たったようです。
でもS選手の銃はカービン銃です。口径が小さいのです。致命傷にはなりません。
怪我をして逃げて行くところを、S選手の愛犬ブチ君とチャボ君が追いかけて取り押さえました。偉いぞ!
やっと1頭確保です。大型のメスでした。
みんなで楽しくお弁当を食べて、午後からは私が待ちに付きます。だって、こうなったら私だって撃ちたいのです。
MOMOちゃん、Qちゃんは不満顔です。山を走りたいのです。
そりゃあシカは反撃しないので犬にとっては楽しいでしょうね。
私が待っている近くで2頭が吠えまくります。獲物が来るわけありません。もう!
サトちゃん選手の愛犬ナナちゃんは、小柄なので軽四トラックの荷台にひとりで上がることができません。
でも荷台に積んであるシカには興味津々なのです。一生懸命に覗き込みます。
撮影のあと、抱きかかえて荷台に乗せてやりました。シカを動かして噛み付く練習です。
これが悪かったのか、次のラウンドで獲物を追い出したのですが、延々と追いかけて戻ってこないのです。
今日は日没時間切れで、猟場にナナちゃんの犬小屋を置いて戻ったのです。明日、迎えに行くのです。これまではすぐに戻っていたのでマーカーなどを付けていないのです。
犬の猟欲はある日、突然に開花します。おねいちゃんの性欲と同じです。要注意です。
お疲れさんのクリックよろしく →
0 件のコメント:
コメントを投稿