2013年12月3日火曜日

カモ鍋

午後4時から調理開始です。午後6時の晩飯に間に合わせるためです。

料理は時間ですぞ。


カモの毛をむしります。そのままでは抜けにくいので、台所で水道の湯温を最大にして、高温のお湯を掛けながら抜くのです。

毛を抜いたらガスコンロの上で毛焼きです。これでうぶ毛を処理するのです。


解体は調理用ハサミを使います。これが簡単で確実です。


骨もぶつ切りにしてカモ鍋を作りました。ダイコンやゴボウを入れて徹底的に煮ます。もちろん大量に出るアクをすくい取る必要があります。ネギもたっぷり入れます。カモとネギは相性がいいのです。


味付けは和風ですが、私の場合は隠し味にブイヨンを入れます。これが美味いのです。



別棟に住んでいる高齢の母にもおすそ分けです。小型の鍋で持参したのです。

「ハモは美味いねえ」

という感想をいただきました。どこで間違えたのでしょうね。



ところでこのカモ、あの寿司屋さんが射獲したものです。

解体すると弾の痕が分かりますので、どんな状況で撃ったのか想定できるのです。真下から、飛んでいるところを撃ち抜いたようです。胸に複数の弾痕があります。一部は貫通していますが、数発は残ったままです。2回ほど鉛弾をかじってしまいました。

英語では弾を噛むことを、「bite the bullet」と言って、「我慢する」という意味だそうです。私もじっと我慢をせなあきませんな。

体のど真ん中を撃っているので、肝心の胸ロース肉の大半は使えませんでした。彼はスポーティング射撃の名手で、猟友会射撃大会ではいつも愛媛県代表として出場するのです。


狩猟はできるだけヘボな腕の猟師の獲物がいいのです。散弾のまぐれの一発が当たった程度の獲物ならお肉の痛みが少ないのです。

ずっと以前に、ザ・タマツナイフの多松さんが撃ったヤマドリを剥製にしようと持ち込んだら、「こんなに全弾的中したら剥製にはできない」と断られてしまったことを思い出します。彼は射撃の名人なので芯に当ててしまうのです。空中でバラバラに分解して獲物が回収できないことが多々あるのです。








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