午後3時の地元公立病院です。
客(患者)は私ひとりです。右側は内科、正面は外科です。中には医師もナースも在室です。
我が街の住人は健康なのでしょうか。それともさらに悪化することを恐れて避けているのでしょうか。
命知らずの私はこの待合室で、血液検査の結果待ちをしているのです。もう40分も待ってます。左側にあるトイレにだけ、やたらと人が来ます。男性職員のなかには40分の間に2回も来た人がいます。頻尿です。病院に行きましょう。
このトイレを有料化したら市の財政がずいぶん潤うと思ったのですが、私は収入役でもないのでよけいな心配です。
やっと検査結果が出て診察です。
「調子はいかがですか?」
「絶好調です」
「ところがねえ・・・そうでもないんですよぉ」
主治医は結果データを見ながら深刻な顔です。
血液検査データのいちばん上、「検体コメント欄」に、「乳び」と書いてあります。これは血液がドロドロで白濁していることだそうです。一瞬、あのナースは私の血液ではなくて、別の体液を採取しやがったのではないかと疑ったのです。
生活態度を改める必要があるそうです。検査結果が列記してあるペーパーを見ると、たしかに数値はデタラメとも思える値を示しています。右端に正常値が書いてあるので私でも異常は分かります。
そういえば、このところ暴飲暴食酒池肉林水濡注意縦積厳禁我儘勝手無我夢中私利私欲みたいな生活をしています。血は正直です。血は争えません。血はなんでも知っているぅ。
来月も血液検査をするそうです。心を入れかえてマジメな日々を送ることにします。
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