2015年1月12日月曜日

追突されたぁ。

午前中は出荷のお仕事です。やっと体調もよくなったので出荷が終わったら近所の温泉に行こうと決めていました。


正午前に家人から電話です。


「追突されたぁ」


かなり高齢の老人が追突してきたそうです。警察は呼んだそうです。車の自力走行はできそうもないようです。電話の様子では怪我もないようです。

同級生と隣町までランチに行く途中の被害でした。


霊柩車の手配は不要のようですので、S選手に電話をして積載車を依頼しました。

次に保険会社に連絡です。担当者が吹っ飛んで現場に行ってくれました。警察よりも早いのです。


やっと私が現場に着いたら、すでに警察の現場検証は終わっていました。


我が家が依頼している保険担当者が苦労して相手の保険会社に連絡を取ろうとしているのですが、どうにもラチがあかないのだそうです。


ぶつかったのは86歳のお爺ちゃんです。

保険証もなく、「農協で入っている」の一点張りなのです。


少し痴ほう気味なのか、「あんたのところの保険で直しといてください。私がなんとかしますから」

なんて寝ぼけたことを言います。家人たちはこんな時に、言いたいことを言えないのだそうです。私はそんなことはありません。

「爺さん、寝ぼけたこと言ってる場合じゃないぞ。ちゃんとしろ。まずは家族のものでも呼ばんかい」


「あー、それはもうすぐ長男がここに来ますので待ってください。えー、長男は**市立病院の**です」



保険屋さんによると高名なドクターだそうです。


こうなったらガラっと態度が変わるのがワタクシ流です。

「で、お爺ちゃんに怪我はないの?」




やがてお爺ちゃんの長男先生がご登場です。名刺をいただきました。「医学博士」だそうです。

到着したS選手にも名刺を見せます。「博士の名刺だぜ」



さすがにドクターです。被害者の心配をなさいます。家人たちはすでに、「お腹がすいたぁ」とランチに行ってます。

「大丈夫ですよ。腹が減るくらいですから」

「でも万一のことがあるといけないので病院に行ってください」

「じゃあ、あとで先生の病院に行きますよ」

しばらく考えて、

「やっぱり第三者の病院のほうがいいですよね・・・」



S選手の積載車にお爺ちゃんの車も積み込んで現場を退散したのです。お爺ちゃんは積載車に乗って帰ろうとしたのですが、長男ドクターに捕まってしまいました。ドクターにもどこの保険に入っているのかまったく分からないのだそうです。これから絞め上げるそうです。かわいそ。

いや、別に無保険でも我々はまったく困りませんのでご心配なく。






若い頃に取引先の社長車に追突したことがあります。

お詫びに会社に行ったら、専務(長男)から、

「もっとしっかりぶつけんかい!あれくらいじゃぁ、ピンピンしてるぞ」

とお叱りを受けたのでした。


「あれくらいの高級車になると・・・・ そもそも、私がぶつけたことすら気がついてなかったんですよ」

「じゃあ、なんとか車のランクを下げんといかんなあ・・・」



そのことを思い出したのですが、私は決してお爺ちゃんを叱ったりしませんぜ。







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