S選手が撃ちました。アナグマの神様に、「シカに穴を開けさせて下さい」とお願いをしたのかもしれません。
3段の立派な角があります。四国エリアではシカはこの程度までしか成長しません。最大級です。
午前中は昨夜の雨が木々に残っていてうまく山を歩くことができません。昼飯を食って作戦会議です。
S選手とサトちゃん選手が待ちについて、私とTさんが追い出し係りです。尾根から下って行くのです。
うまくQちゃんが獲物発見です。どんどんとふたりが待っている場所まで追い落としていきます。試運転中の合法ドッグマーカーも順調に情報を送ってきます。
銃声です。S選手のライフル銃が火を吹きます。バン・バンと銃声が鳴ります。数えます。5発鳴りました。
「もう弾はないよぉ」
無線で教えてあげます。散弾銃は3発しか一度に撃てませんが、ライフル銃は5連発なのです。夢中の猟師は案外と残弾確認を怠るものです。
落ち着いた声でS選手から返答がありました。
「オス鹿、1頭ゲット!」
なんでも2頭やってきたので、それも撃とうと連発したそうです。
先週、アナグマを助けてやった成果ですねえ。
S選手が所属する宇和島エリアではシカは猟期中でも駆除対象です。賞金がでます。
帰路、市役所にシカを持ち込んで担当者に確認していただきます。写真撮影をしてシッポを切り取ります。
もっとシカを撃って、猟期明けの呑み代にしようね、と不埒な計画のお散歩隊なのです。
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